メルセデスベンツのCクラス、220dと200のグレードで迷っている。
価格は559万の220dに対し、534万の200。それぞれセダンの場合。
価格差は25万円となっている。
内装やエクステリアには違いはないので純粋にディーゼルエンジンかガソリンエンジンかの違いだ。
220dがディーゼル、200がガソリンとなる。
ディーゼルエンジンは軽油の着火性のよさから、圧縮による自然発火で燃焼を得る。
高回転が苦手な反面、ターボチャージャーと組み合わせることで低回転から力強いトルクを発生させる。
欠点は、重量が重いことと製造コストがかかること。
1,540キログラムの200に対し、220dは1,650キログラムと110キログラム重い。
ガソリンエンジンは力強さではディーゼルに劣るものの、静粛性が高く、高回転まで回るのが特徴。
ベンツCクラスの場合、ハイオク仕様となるためランニングコストはディーゼルに比べ悪くなる。
最大出力/トルクは220dが125/400に対し、200は135/300となる。
最大出量は最高速を、トルクは加速性能を表すのでディーゼルエンジンは加速に強く、
ガソリンエンジンは最高速域に強い。マリオカートでいうとヨッシーとクッパの違いだ。
燃費は16.5と20.3でディーゼルの圧勝。ブルーテックの尿素システム交換費用がかかるとはいえ、
軽油とハイオクガソリンではかなりのランニングコスト差が生まれるだろう。
予想ではあるが、3年落ちのリセールバリューはディーゼルエンジンに有利だろう。
燃費のいい車は高く売り買いされるのが常だ。
日本においては最高速域での走りを求められることはまずないので使い勝手としても
加速性を重視したディーゼルに軍配が上がる。ディーゼルエンジン特有のエンジン音に
どれくらい寛容になれるか、で決まる。
フォルクスワーゲングループの不祥事によりイメージダウンが著しいディーゼルエンジンではあるが
カタログスペックに嘘のないメルセデスは十分に候補対象だ。
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