2016年11月21日月曜日

2016年の太陽光買い取り価格はどうなるのか?

2015年度の再生可能エネルギーの買い取り価格は次の通り。

大半を占める出力10kW以上の太陽光発電で、1kWhあたり32円だった
2014年度から29円(15年6月まで)、7月からは27円に引き下げ。

かなり引下げを食らっているのは事実だが

・引き下げたといっても、世界各国の買い取り価格に比べれば異常に高いこと
・すでに認定された(=買い取り価格が決定した)太陽光発電設備だけで膨大であり、
国民負担はもう取り返しがつかない状態に陥っていること

固定価格買い取り制度(FIT)は太陽光への参集者にとってはありがたいもので
将来の20年間にわたってのおおよその収益を確実に予想することができる。
株式や債券、投資信託に不動産より安定性のある収益源として重宝する。
その一方で電気の利用者負担が重くのしかかっているのも事実だ。
再生可能エネルギー賦課金やらの名目でいつの間にか電力会社の請求書に入ってきたコレ。
電力は経済性に問わず必要不可欠なものであり、たとえ貧しくとも電力使用量に応じて
確実に負担を強いられる。

富める者はより富み、貧しい者はより貧しくなる、格差はより大きくなる一方だ。
資本主義はそういうものであり、富める側へ飛び移ろうとする意志が大切だ。

太陽光の20円台は採算上厳しく、新規開発する事業者は激減するとの予測は確かだろう。

日本の太陽光のシステム価格は世界標準に比べ異常に割高で、
それが買い取り価格を押し上げてしまっているのは問題だ。
よりよい業者により割安なシステム導入をしなければならない。
表面利回りとして10.5パーセントは確保するべきラインといえる。

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