2016年11月21日月曜日

株安連鎖止まり安心感

日経平均株価は、前週末の海外市場で株安の連鎖が止まったことから
買い安心感が広がった。
円相場の下落も輸出企業を中心に株価を押し上げた。

その後は売り買いが交錯したが、先物主導で徐々に上げ幅を拡大。
一時、前営業日比249円71銭高の1万7208円24銭まで値を上げた。

日本の市場はほぼ外国人投資家に支配されており、
為替の影響が半端ない。
我々日本人は日本円で取引するからあまり意識しないが
外国人にとって円高は致命的なのだ。

世界的な大寒波で原油の供給過剰懸念が後退し、価格が下げ止まるとの見解もある。
WTI価格はほぼ投資的需要によるもので実質的な石油需要は
供給を決して上回るものではないものの、イメージは重要である。
大寒波で灯油をガンガン燃やしているイメージによって思惑買いとなる。

投資家の間では、26、27両日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、
28、29両日の日銀の金融政策決定会合が注視されている。
米国が追加利上げに慎重な姿勢を示し、
日銀が追加金融緩和に踏み切れば、日経平均が上昇基調を取り戻す契機になるだろう。

米国の利上げにより米国社債は2パーセントを超える商品が増えてきた。
既に購入したこれらの商品価値を下げないためにも利上げは当面避けてもらいたい。
強烈な下げを食らった米国株式市場はまだまだ戻っていない。

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