テオフィリン、商品名だとテオドールやテオロングなんかは昔からある
喘息の薬でキサンチン誘導体に分類される。
カフェインも類似構造を持っている。
気管支の拡張にはアドレナリン受容体が関与しており、気管支平滑筋のアドレナリン受容体に
アドレナリンが結合することでcAMPという物質が生成され、それによって
平滑筋が拡張する。
キサンチン誘導体はこのcAMPの分解を行うホスホジエステラーゼを阻害することで
cAMP濃度を高く保ち、気管支拡張をもたらす。
一方、サルブタモール、商品名サルタノールはアドレナリンβ2刺激薬であり、
β2は主に気管支平滑筋を中心に存在するレセプターである。
サルブタモールはこのβ2レセプターに選択的に結合することができる物質で
結合によってcAMPを増やすことにつながる。
要するにサルブタモールはcAMPを増やして、テオフィリンはcAMPを減らさないようにするということだ。
一方でキサンチン誘導体には交感神経刺激作用もあり、血圧上昇、動悸、頻脈、手の震え、といった
中毒症状が起こることがある。カフェインもキサンチン誘導体の一種なので
同時に服用することで中毒症状が起きやすくなる。
サルブタモールにも交感神経刺激作用があるものの、選択性が高いため可能性は低い。
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