2016年11月21日月曜日

太陽光発電は基幹電力になりえない 冬のピーク時は戦力外

太陽光発電をやろうとしている人はまず第一に収益、つまり儲けだろうが
心の片隅に環境への貢献というものも少しはあったりする。
しかし実際にどれほど貢献しているのだろうか。

夏場はそれなりに日照が確保できるため、冷房ピークにおけるワークシェアリングの
役割は果たしているだろう。

問題は冬場の暖房ピークである。冬の暖房は都市部を中心にエアコンが主力となっている。
暖房需要が伸びる冬は夜間に電力ピークがくるが、太陽光発電は戦力として見込めないのが実情だ。
再生可能エネルギーの中核として注目される太陽光発電だが、基幹電源にとしては力不足なのは明白だ。

電力使用は基本的に24時間である。電灯使用を考慮すると電力ピークは夜間になることが多い。
しかし太陽光はどうあがいても夜間に電力を供給することができない。
蓄電池を設置すれば夜間に持ち越すことはできるものの、コスト面で不可能である。

原発再稼働がなかなか進まない中、冬の供給は火力発電が約8割を占め、完全に火力頼みとなる。
結局のところ、太陽光が地球環境に果たす役割は小さいと言わざるを得ない。

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