2016年11月21日月曜日

β遮断薬が高血圧の第一選択から外れたワケとは?

β遮断薬は主に心臓が働きすぎるのを防いで血圧を下げたり、脈を下げたりする薬である。
以前は高血圧症の第一選択薬としてARBやCCB、ACE阻害薬、利尿剤とともに
挙げられていたが今は外れている。

その理由として他の薬に比べて合併症併発リスクが大きかったこと、それから
薬剤による副作用リスク自体が高いこと、となっている。

高血圧の患者は糖尿病や脂質異常症など、他の生活習慣病を同時に治療している場合が多い。
ベータ遮断薬は、代謝異常には、糖尿病や脂質異常症合併の場合そちらに悪影響がある。
高齢者にとっても向いていない薬剤である。
心拍数を極端に低下させる可能性が有り、完全房室ブロックを生じてしまうことにつながる。
ベータ遮断薬は脳細胞の活性を低下させるため、意欲の低下や眠気などを引き起こす可能性がある。

徐脈を起こしやすい高齢者はβ遮断薬の中でも内因性交感神経刺激作用(β刺激が強い時はそれを遮断し、
β刺激が弱い場合は逆にβ刺激するような調節機能)があるほうが望ましい。
高齢でなく、狭心症などに使用する場合は、しっかりとした心拍数や心仕事量のコントロールのため、
内因性交感神経刺激作用は無いほうがよい。

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