頻脈は脈が120以上あることを指す。
洞調律(不整脈が認められない)頻脈は病的なものでなく治療対象とならない。
不整脈と伴う頻脈は頻脈性不整脈とされる。
危険な頻脈性不整脈には次のようなものがある。
心室頻拍
洞結節からの正常なリズムを無視し、心室の筋肉が勝手にリズムを作り出す不整脈で、
脈拍が1分間に100回以上のリズムで、3拍以上継続するものを心室頻拍という。
このような状態が30秒以上継続するものを持続性心室頻拍といい、
全身への血液の拍出機能が低下し、アダムストークス発作と呼ばれるめまいや失神を起こすことがある。
また、心不全の引き金となることもあり、非常に危険な不整脈だ。
心室細動
心臓が痙攣を起こしたような状態になり、全身への血液の拍出機能が著しく損なわれ、
心臓が停止しているのに近い状態になる。
心室細動になると数秒でめまいを起こし、10秒前後で意識を失う。
また、3~5分続くと脳障害を引き起こし、死に至るという危険な不整脈である。
QT延長症候群
心電図におけるQT間隔が、生理的な変動を超えて延長してしまうような症状。
遺伝性のものは原因不明の持続的なQT延長を示し、失神発作が主な症状。
薬剤や電解質のバランス異常によって発症し、Tdp(トルサード ド ポアンツ)と呼ばれる
生命にかかわる不整脈を誘発することがある。
ブルガダ症候群
心臓に見かけ上まったく異常が無いにもかかわらず、突然心室細動を起こす特発性心室細動のこと。
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