企業型、個人型それぞれあるが確定拠出年金が流行っている。
自分の年金運用は自分で、が合言葉である。
今回はその功罪について見てみよう。
メリット1:購入時の手数料が無料
通常投資信託や株式を購入する際は販売手数料が発生する。場合によっては
購入額の2%といったふうに決して少なくない金額だ。
401kの場合これらの販売手数料が発生しない。
最も債券は通常どの証券会社であっても手数料は取られないのだが。
メリット2:解約時の手数料も無料
購入時と同じように売却時の手数料も無料だ。
メリット3:投資信託なら信託手数料も割安、または無料
これは投資信託に限る。債券や株式は通常保有に伴う手数料は発生しない。
メリット4:利益に対する課税が老後まで繰り越される
通常利益が発生したらその年に所得税を支払うことになるが
401kなら老後の受け取る時点まで繰り越しすることができる。
それによって支払わずに済んだ分だけ複利効果が得られるわけだ。
メリット5:毎月購入することでドルコスト法による利益が見込める
金融商品は日々上がったり下がったりするもの。
毎月定額購入することでドルコスト法による利益が見込める可能性が上がる。
もっともひたすら下げ続ける銘柄には無意味だがそんな銘柄はないはず。
メリット6:老後まで確実に資金を確保しておける
これはメリットでもありデメリットでもある。基本的に中途解約することができない。
よって確実に資金を確保できる一方、フレキシブルな運用ができないことを示す。
個人的には最後の6が非常に致命的なデメリットであると感じる。
お金は自由にできるに越したことはない。
確かに老後に確保しておくべき資金は必要だがそれは
401kでなくともできる。例えば保険商品。そもそも強い意思があれば
現金留保など余裕。
メリット4についても疑問視する。毎年利益(もしくは損失)を明確にし、
少しでも所得税を節税するための方策を取ること、そもそも節税について
意識すること自体が非常に重要だ。無意識で過ごし、老後に大きな課税に
愕然とすることは非常に間抜けである。現役時代から常に毎年の節税を
意識するべきだ。
メリット1、2あたりは証券会社を選ぶことで通常取引(特定口座)でも同様の恩恵は得られる。
ノーロード(手数料無料)の銘柄は多く用意されている。
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